青色申告で確定申告するには帳簿を用意する必要があります。主に複式簿記で記帳していく場合に必要な帳簿をここでは説明していきます。
まず、期末に青色申告で確定申告するには『貸借対照表』『損益計算書』という書類を提出しなければいけません。
貸借対照表というのはバランスシートとも呼ばれていて会社の経営状態が健全であるかどうかを判断する重要な書類とされています。また、損益計算書というのは売上と必要経費を記入し利益を計算するための書類です。
これらを作成するためには日々の売上や必要経費を記帳していかなければいけないのですが、この時に必要となってくるのが『帳簿』と呼ばれているものです。
複式簿記で記帳していく主要簿と補助簿
主要簿として必要なのは日々のお金の入出金や取引をすべて日付順に記載していく『仕訳帳』と勘定科目ごとに取引を記載していく『総勘定元帳』です。
後は業務内容によって必要になってくる『現金出納帳(現金の入出金のみを記帳)』、『預金出納帳(預金の入出金のみを記帳)』、『売掛帳』、『買掛帳』などの補助簿などをを用意します。
流れとしては仕訳帳(仕訳)→総勘定元帳・補助簿に転記→決算(損益計算書・貸借対照表作成)→確定申告です。
帳簿は取引が少ないときはノートで手書きしてもかまいませんし、Excelや会計ソフトなどを使って作成してもかまいません。会計ソフトは仕訳帳に仕訳を入力すると自動的に総勘定元帳や補助簿に転記してくれるので便利ですよ!
ちなみに青色申告の帳簿の保存期間は7年となっています。