自営業者が入る年金といえば国民年金ですが、20歳から満額の保険料を40年間支払い続けたとしても65歳からもらえる年金は年額約66,000円とわずかです。
これだけの年金では到底暮らしていくことができません。そこで自営業者は老後の生活のことを考えて今から何らかの手立てを打たなければなりません。
では個人でかけられる年金(年金のようなもの)は他に何があるのでしょうか?
まず、国民年金に上乗せできる付加年金というものがあります。これは毎月の保険料にプラス400円多めに支払うことで65歳からの年金に200円×付加保険料納付月数上乗せできるというものです。付加年金は年金受給開始から2年間で元はとれますが、少額のためあまり実用的ではありません。
次に任意で加入できる有名な公的年金制度といえば『国民年金基金』です。テレビCMもやっているので一度は耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
こちらのメリットといえば公的な制度ですので納めた保険料が全額税金の控除対象になるということですね。
国民年金基金には終身年金(死ぬまでもらえる)と確定年金(もらえる期間がきまっている)があり、自分で何口か選ぶことができます。